
滞米中に買って実家に送っていたものを消化し始めようと思って、最初にoggに直して聞いたものがこれなのだけど、ものすごい面白い。
「流れる景色を必ず毎晩見ている」とかいう歌詞は、なかなかおセンチで、ポール・ボウルズが好きな僕の何かをつついたりするのだけど(この「何か」を日本語で何と言うかさっと出てこないので、僕は、将来に漠然とした不安を感じるのであった。「心の琴線」か?)、これは、何かのケース・スタディとして面白いと思う。
「どらむんべーす」が「外国のくらぶ」で「はやっている」云々という触れ込みで売られていた記憶が、かすかにあるのだけど、今聞くと、ひたすら脱力気味に笑えてくるのは、僕が悪いわけではないと思う。だって「H Jungle With t」って、かっこいいか?そして、全てのリミックスに、リミックスとしての面白みがあんまし感じられない。ヴァリエーションだけ増やすリミックスはつまらない。おやまだけいごが、声だけ自分の声に変えた「今夜はブギー・バック」を超えるリミックスにはなかなか出会えないものだなあ。
ということで、基本的に、メディア戦略(というのかどうかは知らないけど)も、ポップスという音楽としても、商品としての音楽の作り方も、全部、演歌にとても似ていると思う。
僕がダウンタウン世代じゃなくて、中古で数百円とかで買えるのじゃなかったら、あっという間に飽きてしまうと思う。
とか、ごちゃごちゃ思うけど、職業的に詳細を詰めていく気にはまだならないのは、引越ししないといけないからだ、ということにしておきたい。しばらく忙しいねん。
今日は昼頃まで寝てしまったので、今回は、決勝戦だけは見れる。
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GOING GOING HOMEとFRIENDSHIP
感想はあんまし変わらない。数秒で再生を停止させずにこういうのを聞けるようになっているということは、僕も年をとったということで、そのうち「演歌」を聞けるようになるんだろうなあ、と思いました。
作ろうとして作られている(だろう)「ヒット曲」(これは「ヒット曲」じゃなかった気がするけど、どちらの発売が先かを調べる気にもならない。)って、「面白い」なあ。「風化」しているもののほうが押し付けがましさを感じないのは、それが、ものすごく遠いものに感じることができるからだと思うので、それは別に、時間がたつことによって隠れていたその素晴らしさが新たに見えるようになってきたからではないと思う。とはいえ、この歌詞はやっぱり鬱陶しい気もしてきた。
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